尿路感染症 子供が発熱すると、まず風邪を疑うと思いますが、鼻水やせきなど、一般的な風邪の症状がない時の発熱は、尿路感染症を疑う必要があります。 尿路感染症とは、尿の通り道である腎臓、尿管、膀胱、尿道などに大腸菌などの細菌が感染して、炎症を起こす病気です。 炎症を起こした場所によって、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎などと呼びますが、赤ちゃんの場合は感染した場所を特定できないことも多いので、まとめて尿路感染症と呼んでいます。 大人や子供の膀胱炎には排尿をした時の痛みや残尿感、腎盂腎炎には腰痛や高熱がありますが、乳幼児の尿路感染症には、はっきりした症状はありません。 風邪の症状がなく、原因不明の発熱が続く場合は、尿路感染症を疑って診察を受けましょう。 病院では、尿検査を受けることになります。 ただ、赤ちゃんの場合は尿をとるのは難しいですよね。 その場合は、おちんちんや外陰部に専用のパックを貼っておき、おしっこをするのを待つことになります。 尿路感染症になっている場合は、尿にたくさんの細菌や、白血球が見つかります。 原因となった最近に効果のある抗生物質を使って治療すれば、1週間以内には治まりますよ。 ですが、尿路感染症に気づかずにいると、敗血症や髄膜炎といった重症の病気になってしまう場合があるので、早期発見が大切です。 家庭での予防法としては、水分を多くとること、おしっこを我慢させないこと、などがあります。 女の子は、排尿後のふき方も気をつけましょう。 必ず前から後ろへ、菌を入れないように、という気持ちで綺麗にしてあげることが大切です。 |
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りんご病 りんご病は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスの感染による病気で、個人差はありますが、ほっぺがりんごのように赤くなるのでりんご病いう名前が付きました。 初夏から秋にかけて、5才〜9才の子供がかかりやすい病気ですが、大人になってからでもかかることもあります。 潜伏期間は約1週間です。 その後、軽い発熱や倦怠感、筋肉痛などが起こることがあります。 風邪かな?と感じることが多く、この時点ではりんご病とは気づかないのですが、実はこの時期が感染力が一番強い時期なのです。 その後、両頬にりんごのように赤い発疹が出てきます。 発疹は腕や足にも出始めて、レース状や網目状になります。 その後、1、2週間で発疹は治まってきます。 発疹にかゆみを伴うことがあり、かゆみが強い時はかゆみ止めの薬を使いますが、それ以外に特に治療法はありません。 安静にする必要もなく、普段通りの生活で大丈夫です。発疹が出て、りんご病だと分かった時には、既に感染力はなくなっているので、園や学校なども休む必要はありません。 特に心配する必要のない病気だと思われるりんご病ですが、妊婦さんには注意が必要です。 ヒトパルボウイルスB19というウイルスは、赤血球を作る細胞を壊す働きがあるのです。 妊婦さんがかかってしまうと、胎児の赤血球が壊されて、胎児水腫や流産、死産の原因になることもあります。 ですが成人では、60〜70%の人が抗体を持っていると言われています。 症状はなくても知らないうちに免疫ができているという人も多いというわけです。 ですからそれほど心配する必要はないかもしれませんが、自分が抗体を持っているか、はっきり分からない状態で、上の子がりんご病にかかったり、りんご病にかかっている子供と接触したりした場合は、産婦人科で相談するようにしてくださいね。 |
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